こんにちは ! ひまてんです。
昔、アジア系外資と日系エアライン2社で客室乗務員として約10年間働いてました。
他のブログ記事でも、書かせていただいておりますが、新卒で希望エアライン採用試験に合格できてません。。。
採用されなかった時、受からなかった理由がグルグル頭をめぐり続けてました。
そして、その理由が努力、行動だけでは改善できないことだと、受験あきらめた方がよい なあ、と一旦受験をやめて他の業界で働いたことがあります。
しかし、その時の自分に言ってやりたい〜と今なら思います。
そこで、受からない理由に縛られず、受け続けていたらもっと早く受かってたかもしれないよ〜
当時、私が縛られていたCA採用試験受からない理由あるある、でも受かってみて、自分を含めて周りのCAを見渡しても、真実ではなかった、、、ということを、思いつくまま挙げさせていただきます。
①鼻中隔湾曲症だと身体検査で落とされてしまう。
最終面接と身体検査が同日にあり、落ちたことがあります。こどもの時からアレルギー性鼻炎で鼻中隔湾曲症と診断されてきたので、耳鼻科検査で落ちたのかなぁ、と思っていました。が、全ての航空会社が鼻中隔湾曲症イコール不採用とはならないようです。
私以外にも、風邪ひいてないけどいつも鼻詰まり、耳鼻科に通い続けている、、、という同僚がいました。
しかし、受かっても、乗務が大変かもしれません。風邪気味から航空性中耳炎になってしまい海外の滞在先から帰ってこれなくなり、ステイ先の病院では適切な処置が行われないまま、日本に戻り乗務停止、というつらい経験もありました。
②高身長でないと受からない。
在職していた会社には150cm台前半の乗務員が結構いました。(140cm台の方は在職時はいらっしゃらなかった感じでした。) 会社によって違うと思いますが、私がいた会社では小柄な体型の方が、大きい感じの人よりむしろ好まれる傾向があったような気がします。 外資系なので、身長を理由にあきらめられる前に、身長低めな方のいらっしゃるエアラインを探して、受けてみられるのもよいと思います。
また、乗務するようになったら、高身長、低身長、それぞれいいこと、良くないことがあって自身で仕事のやり方を工夫することが必要になります。色々やっていくうちに、効率良い自分のやり方が見つけられるようになりますので、入社後はあまり気にする要素でないように感じていました。
③英語ができない
できない、と思うレベルは人それぞれでわかりにくいかもしれませんね。
英語圏ではない外資系航空会社や日系航空会社だと、英検2級くらいの実力でも受かります。留学経験なし、英語関係の学部に所属していなくても大丈夫です。アジア系外資エアライン在職中、同期は約25人の中で英語をネイティヴ並みに話せたのは3人位でした。
CAに受かるための英語学習(筆記、面接)は範囲が狭いので、中・高校時代に学習したくらい、、、から、半年くらいの学習で合格ラインの英語を習得できると思います。
しかし、外資系CAだとキビシイ研修はすべて英語、テキストも英語です。飛行機の特徴とか、緊急避難のこととか、最初は全然理解できなかったです。CAになる前、トレーニングについていけなくて辞めさされた、とかのウワサを聞いて恐れていましたが、再試や補講などのシステムで、皆がチェックアウトすることができています。
④大学が有名でない、英語関連の学部でない
これは、在学中に就職課の職員にずーっと言われ続けたことです。このことで、CAになれない、という洗脳がされてしまった気がします。よくないことばは、自分も発しないように気をつけなくては、、、
CAになってみると、学歴、英語歴は様々。一般企業に比べて、航空業界は学歴にゆるいと感じるくらいです。
⑤コネがないと入れない
昔、CA受験のセミナーで元CAの講師さんから言われてビックリしたのは、
“受験までにどんな小さなコネでもいいから、ひとりひとつ探してくること ”という課題です。
私以外のセミナー参加者は皆コネを見つけていて、落ち込んだ記憶があります。
結果、全くのコネなしで採用が決まった外資系エアラインでは、コネ入社〜と自らぶっちゃけてた同僚がいました。しかし、その同僚はコネが無くても採用されてた感じでした。当時、私がいた航空会社では1回の25名前後の採用で毎回2〜3名くらい、それっぽい方がいました。コネのある方の中でも、競争があり皆が受かっているわけではなさそうだし、どの業界でも一定枠はあることなので、なくても気にしなくていいです。
実際何年か働いていると、採用担当者から「お知り合いで、誰かいい人いませんか〜?」と聞かれることもあります。なので、エアラインCAのお知り合いがいれば定期的に連絡してみたり、情報収集をされてみるのもよいかもしれません。
⑥容姿が関係する
元モデル、ミスコン受賞者などもいらっしゃり、すごくお綺麗な方もいらっしゃいます。が、見渡してみると、そんなに多いと感じません。
同僚は、皆が振り返るような美女でした。また、留学経験ありで英会話もできる人。しかし、大学在学中からあらゆるエアラインCA採用試験を受けて不採用が続き、5年間受験し続けて採用された〜と教えてくれました。
元々容姿端麗ではなく、入社してからの環境によって、“雰囲気美人” になっていく人が多いかもです。
⑦親しみやすい笑顔のある人が受かる
私は、自己分析でCA受験に有利と言われる要素を持っていなかったので、せめて笑顔は絶やさないよう日常生活から心がけて受験に臨みました。しかし、面接が一緒になった方はニコリともしない、申し訳ないですが、暗い表情の方。試験会場で会った時から、周りのニコニコ受験生達の中で異質な雰囲気。CA受験生っぽくないので、逆に目立っていました。しかし彼女は採用されています。同期となり、楽しく共に働きました。
一例を挙げましたが、他にも笑顔の少ない優秀なCAさん、たくさんいましたよ〜
⑧年齢制限がある
私の在職中は、CA未経験で32歳で入社された同僚が1番上の年齢でした。旅行会社からの転職でした。
また、私が転職で2社目のエアラインに経験者として採用された年齢は35歳です。また、新入社員としてのトレーニングを受けるのは、年齢が上がるほど、体力的に少しキツかったりしました。
知り合いではありませんが、未経験でLCCのCA試験で40歳以上の方も採用されているようです。
以上、8つのCA受験の受からない理由あるある〜を書かせていただきました。
実際は、この1つの理由があると受からない、、、みたいなことはほとんどないようです。気になるマイナスポイントを補う努力で、そのエアラインが求める平均点が取れれば受かるように思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。