CA受験、自分に似たCAを探してハードルを下げると気分的に楽になった話

CAカフェ

こんにちは ! ひまてんです。

国際線の客室乗務員として10年間働いていました。

今回は、CAになるために自分ができてないことを探して努力し続けなくても、今の自分で受かるところを見つける方が早くCAになれてたかな? と、思った話です。(希望のエアラインのCAになってその会社で昇進したい、キャリアを形成したい場合は、その会社の採用に向って努力を続けられるべきで、当てはまらない話です。)

採用が決まるまでは、何か特別でなければいけない、とか、私は英語ができない、きれいじゃない、スタイルよくない、偏差値低い、ボーッとしている、とか…CAになれない理由を無限ループでつぶやいてました。

乗務員になって、同僚や色々なエアラインのCAの皆さんと会ってみると、色んな人がいるなあ、と実感します。もちろんエアラインの宣伝CM、ポスターに起用されるような、“全て持ってる! ”会社のイメージ通りのCAみたいな方もいます。が、そういう方は想像より、はるかに少なかったです。

“どのエアラインでもいいから、とにかくCAになって海外に出たい〜” と思われるのであれば門戸は広いです。募集している航空会社、採用回数は年々増えていますし、40歳代の未経験の方でも採用されていらっしゃって年齢層も幅広い、など、他の業種より採用されるチャンスが多いとも考えられます。

なので、CA採用試験に関して自分でハードルを高く設定するのをやめて、少しでも早く乗務員になって、仕事に慣れて、海外で色々なことを経験する事に時間をかけましょう。また、一度CAになると転職しやすくなります。私も転職で、昔、第1希望で不採用になったエアラインに就職が決まっています。

昔、私がCAになりたい方の少しお役にたっていたという話です^o^

CAになって3年目、いつものように乗務していた時のこと。機内でおひとり女性のお客様が、ずっと私を見ているのです。同年代くらいで、私の担当ゾーンではないので何かあったのかな?とサービス終了して恐る恐る近づいてみると…「あなたのCA合格体験記参考にさせていただいて、私もCAになれました。会えてうれしいです。」というお言葉をいただいたのです。その方は、他社の外資系エアラインCAになって1年、クルーディスカウントチケットを使って旅行を楽しんでいらっしゃったのでした。

とても嬉しく良い出会いだったのですが、ちょっと理解に苦しみ、複雑な気持ちになりました。確かに、CA採用に決まって入社トレーニング中、エアライン専門雑誌から取材を受けたことがあります。同期全員の写真と簡単な経歴、特技、合格するためにやったことなどが掲載されました。当時出来上がった雑誌を見て、20人くらいの同期の中、私は目立つ見た目でなく、経歴学歴もパッとしない、全てがいけてない〜(T_T)と、落ち込みました。私も、昔、CAになりたい、と読みまくった合格体験記。当時、この人みたいになりたい!と強く印象に残り、お手本にしていた皆様はキラキラした、優秀な方ばかり。。なのに、なぜ、あの人は、おいもさん顔の私の地味な体験記を覚えているの〜???

そうです。。私のおいもみたいな雰囲気が、あまりにも普通すぎたため、皆がイメージするCAとかけ離れていて、逆に強く印象に残ったのです。私のCA合格体験記を読んで、普通な見た目、経歴でもCAになれるんだと楽な気分になってくれた人がいたのは、びっくり!!そして、学びがありました。。。

こんな感じで、CAになったすごい人、いかにもCAです〜みたいな人と比較してその人に近づこうとすると、やること、無理なことがいっぱいになっちゃいます。なので、「この人、皆がイメージするCAっぽくない」(本人に直接言ってはいけません!)と感じる人、自分に顔、特技経歴、性格とか似ているCAさん達を見つけて観察したり、参考にすると、何をやるべきかがわかって、自分の受かりやすい航空会社が見つかりやすいかも、、、しれません。周りに、CAの知り合いが少ないという場合は、私の経験のように、本やネットで合格された方から参考になるCAを探してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。


コメント